2005-01-01から1年間の記事一覧

ブログについて

振り返ってみると、このブログがはじまったのは2005年の4月24日でした。 http://d.hatena.ne.jp/hirokuma/20050424 「くまよむ」というタイトルが示しているように、もともとは読んだ本の感想を中心に、映画やテレビ、音楽などにも手を広げながらのんびりや…

おしごとについて

四月から非常勤講師をはじめたことはとても大きかったですね。教えることの困難さ、大変さを味わうとともに、その大切さ、そして楽しさを知ることのできた一年でした。まだあと2回残っているし、なんといっても大量のレポート採点がその後に待ち構えている…

研究について

レフェリー論文は1勝1敗。でも、とにかく1勝できてよかった。 『軍縮地球市民』に辺野古についての小稿を載せることができたのもよかったですね。短い文章だし、一般向けの文章なので、フィールドワークの際に名刺代わりに渡せるのが助かる。執筆の機会を与…

沖縄について

やはり普天間基地移設問題において、沿岸案がでてきたことが僕の中ではインパクトありました。いろいろと問題含みではありますが、ボーリング調査が実質的に中止されたことにより、少なくともいまこの時点で、海上での阻止行動をしないですんでいることを喜…

さあこの一年をふりかえってみるとするか

いよいよ大晦日ですね。最近は実家にも帰らないし、普通にお店もあいているし、実感は薄いのですが。でもこの、一年間がおわるぞという感覚は、けっこう好きです。心の中でカウントダウンとかしちゃうタイプです。今年は、ブログもはじめたことだし、ここで…

新コーナー開設!

いよいよ年も押し迫ってまいりました。いまいち実感はないのですが。そんな年末にはなんの関係もなく、“くまよむ”に全員参加型エンターテインメント施設を大胆にも投入することにしました。このあいだ、ともだちに教えてもらった「webしりとり」というもので…

振り付けってやっぱり重要

記憶の新しいうちにフィギュアねたを続けて。 全日本選手権とはいえ、やはりまだまだ実力的に厳しい選手もたくさん出場している。 そんなかれらとトップクラスのひとたちとの違いは、 ジャンプやスピンなどの技術の差があることはもちろんなのだけれど、 な…

フィギュア全日本選手権

女子も男子もオリンピック代表がきまりましたね。結果の云々については、もう何もいえません。女子も男子も、誰がいってもおかしくない滑りでした。 実は大会2日目の24日、国立代々木体育館までいってみてきました、全日本選手権。 前日に思い立って、ネット…

チーム“くまのむ”始動!

アミューズメントパーク2のtatsuyaさん命名の「チームくまのむ」が、12月22日、ついに始動しました。 記念すべき第1店目は、池袋パルコにある「ぱいかじ」という沖縄料理屋。ぱい=南、かじ=風、つまりは南風ですね。南風、そういえば「タッチ」の南ちゃ…

協会は何のためにあるのか?

「東奔西走記...」のnolitaさんがフィギュア・スケートに関する熱くて厚い日記を書いていたことに触発されて、最近話題の浅田真央選手の年齢制限問題について思うところを少々。 浅田選手の年齢が国際スケート連盟が定めているオリンピック出場資格年齢に達…

まちにまった郵便物

今日、お昼に外に出るときに郵便受けをみたら、 投稿していた論文の採用通知が来てました(^o^) 10日に編集委員会があるということは事前に連絡があったので、今週は郵便受けを見るたびにドキドキしていたのだ。心臓に悪いですよねー、こういうの。 てっき…

仰木監督の死

オリックス・バッファローズという、どうにもいびつなチームの初代監督を引き受けざるを得なかった仰木彬監督が亡くなった。 特に好きだったとか、尊敬していたとか、そういうわけではないのだけれど、 聞いたときにはとてもショックだった。 ついこの間まで…

サウスバウンド

サウス・バウンド作者: 奥田英朗出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/06/30メディア: 単行本 クリック: 32回この商品を含むブログ (231件) を見る僕は、子どもをうまく描けている小説が好きだ。 といっても、純真無垢な子どもとして描かれているのが好き…

シネマバトンがまわってきた

「くまアンテナ」でおなじみの「書いては書き直し」という秀逸な名前のついたブログを書いているnaoko9thさんより、シネマバトンがまわってきたので、がんばってバトンをつなぎます。そもそも映画に限らず、小説でもマンガでも、読んですぐにストーリーを忘…

可能性の範域

パソコンをはじめて使う人に対して使い方を教えていて思うのは、 パソコンに「何ができるのか」についての漠然とした感覚を持っているか持っていないかで、 その理解の進み方が大きく違うということ。デジタルに対するイメージができているか否かといっても…

バレエ公演のおしらせ

今週の金曜日の公演なのですが、お知らせしておきます。僕は会場で案内などやっているはずです。ちなみに作曲の海勢頭豊さんは、沖縄の著名な音楽家&平和活動家です。詳しくは http://www.gettounohana.com/bodas/bodas.html をごらんください。 「−幻の作…

自らをニートと語ることについて

後輩が卒論で、若者が自分のことを「おれ、ニートだから」などと語る、 いわゆる「ニート語り」について調べているのに触発されて。僕自身の感覚としては、「ニート語り」は、 不安を先取りすることで将来への不安から逃れようとする行為なのかなという気が…

三日目

いまはもう帰りのバスの中。あっという間の三日間でした。選択を控えていたので全体的にぴりぴりしてました。いま、辺野古の人たちにとって、基地の話をすることはとてもストレスフルなこと。ぴりぴりするのは当然。そしてそんな状況が何年もつづいてること…

二日目

今日はさすがに活動開始は午後から。何人かの人にあってきました。いま、一月の市長選にむけて名護も辺野古も政治の季節をむかえつつあります。なので話の方向もしぜんに選挙のことになります。目下の課題は革新候補の統一。でもこれがかなり難しいことがよ…

つきました!

いまは名護行きのバスの中。携帯から初日記。薄曇りで残念だけどせっかくなので高速バスをやめて海沿いを走る路線バスに。基地のそばも通るし。さすがに暖かくてシャツ一枚で十分。薄手のセーターさっそくぬぎましたよ。売店のおばちゃんの「おにぎりあたた…

明日から沖縄です

といっても日曜までの二泊三日の強行日程。先月の普天間基地移設先変更「合意」をうけて、沖縄県をはじめ、名護市、名護市議会、名護漁協、辺野古漁協、そして辺野古区の反対決議が相次ぐ中、実際に辺野古の住民はどのように感じているのか、聞き取りをして…

ウミガメ保護 黒島から訴え

「第十六回ウミガメ会議」(主催・NPO法人日本ウミガメ協議会など)が十八日、竹富町の黒島で開幕した。人口約二百人の黒島に全国各地のウミガメ研究者約二百人が詰め掛け、島はにぎわいをみせた。会議は二十日まで。沖縄に関するウミガメ研究や保護活動…

結末を知っているから楽しめること

僕の母親は、小説をよむときにしばらくすると結末を読むという悪癖の持ち主だ。物語はプロセスを経て結末にいくからこそ面白いのだとおもっている自分にとって、そんな読み方はありえないもの。小説を読むときなど、うっかり最後のページを開かないようにい…

ウェーバー、FA、選手の権利

巨人が大学生・社会人ドラフト(18日)で横浜入りを希望する新日本石油・栂野雅史投手(21)を3巡目で強行指名する方針が15日、明らかになった。横浜は“報復”として巨人入りを希望する早大・越智大祐投手(22)の逆強行指名も視野に入れており、新…

所有と環境に関する覚え書き

いま、所有が熱い!・・・といっても、とにかく所有しまくろうという、高度経済成長期のころのような、あるいはオイルショックのときのトイレットペーパー買い占めのような熱さをいってるわけではありません。「所有」をめぐる議論が熱いのです。僕は環境社…

不確実性のなかで何かを決定するということ

今日はT大学でK先生の英書購読の授業にでてきた。 考えてみれば、所属していないT大学に週2回勉強をしに行き、 所属しているW大学に週2回仕事をしに行っている。 それはさておき、 自然科学と人文科学の話をしていたとき、K先生からおもしろい話を伺った。…

的を得る

って、誤った使い方だったのですね。僕は、macユーザーの頃からのATOKユーザーなのですが、 さっき「○○に対する☆☆の批判は、的を得ているところがある」と入力したら、 ATOK15氏は親切にも([当を得る/的を射る]の誤用)と教えてくれました。よくよく考え…

大長今

このタイトルをよんで、「テジャングム」とすぐに読めた人、どれくらいいますか?大長今。これは、いま話題の韓国ドラマ、「宮廷女官 チャングムの誓い」の原題です。かつて宮廷で女官として勤めていたが、権力争いの犠牲となって宮廷を追い出された上に毒殺…

うれしい写真

何度も、何度でも見直したい、うれしい写真が掲載されたのは、沖縄タイムス11月1日付朝刊。 市長、反対派と握手/8年間の対立和解へ 幾重にも取り囲む報道陣や市民から一斉にどよめきが起こった。「いろいろご迷惑をお掛けしました。お元気でいてくださ…

開いた口がふさがらない−産経新聞の「主張」

もはや「産経だから」と、訳知り顔で切り捨てるわけにもいかない。以下は今回の移設合意に関する産経新聞の社説、「主張」である。http://www.sankei.co.jp/news/051028/morning/editoria.htm特にひどいのが第4パラグラフ 沖縄県も「一県平和主義」に引きず…