振り付けってやっぱり重要

記憶の新しいうちにフィギュアねたを続けて。


全日本選手権とはいえ、やはりまだまだ実力的に厳しい選手もたくさん出場している。
そんなかれらとトップクラスのひとたちとの違いは、
ジャンプやスピンなどの技術の差があることはもちろんなのだけれど、
なんの解説もなしに、ただ演技だけを見ていて思うのは、
振り付けの善し悪しはかなり大きいということ。


とくにジャンプとジャンプの間をどうつなげていくかは、とても重要だ。
下手すると、ただ単にすいーっと滑っていくだけみたいな選手までいるのだけれど、
トップクラスのひとたちは、そのつなぎで観客を飽きさせない。
むしろそこで魅せる。
それはもちろん技術に裏支えされているものではあるけれど、
やはり「どう滑るか」によって印象は大きく違ってくるのだから、
振り付けは重要だと思う。


後は曲とのマリアージュ。アップテンポの曲なのに動きにキレがなかったり、美しい旋律なのに動きが堅かったりすると、その人の持ち味が活かされない。
編曲も重要で、原曲のどこを使うか、そのまま使うか、別の曲とつなげるか等々、きっと大変な作業なのだろう。これも振り付け師の人がやるんですかね?


トップクラスの選手は、一流の振り付け師に演技のデザインをしてもらっている。
結局はそこにお金をさけるかどうかというところにつきるのかもしれないが、協会の強化選手になっているような選手には協会から金銭的な援助もあるのだろうし、そうであれば上位の選手と下位の選手との差はますます開いていく。
けっきょく金かよ、と考えるとやるせない気もするが、それもまた実力のうちなのだろう。


それにしてもラフマニノフはフィギュアのBGMにぴったり!