開いた口がふさがらない−産経新聞の「主張」

もはや「産経だから」と、訳知り顔で切り捨てるわけにもいかない。

以下は今回の移設合意に関する産経新聞の社説、「主張」である。

http://www.sankei.co.jp/news/051028/morning/editoria.htm

特にひどいのが第4パラグラフ

沖縄県も「一県平和主義」に引きずられることなく、現実的対応を探るべきときである。それでも沖縄県が反対姿勢を貫くならば、予定海域の使用権限などを知事から国に移す特別措置法の制定はやむを得ないだろう。


「一県平和主義」だと!? まさに開いた口がふさがらないとはこのこと。

いったい沖縄のどこが平和だというのだろうか?東京は「一都平和主義」ではないといったい誰がいえるのか?

こんな社説が、いくら右よりの「産経」とはいえ、まがりなりにも全国紙に掲載されたのである。その事実を、重く受け止めたい。