タンカーユーエー

少し遅くなりましたが、18日はマナムスメの1歳の誕生日でした。
早いもので生まれてからもう1年が経ってしまったのです。
泣くしかできなかった娘が、しだいに表情をみせるようになり、寝返りをうち、ずりばいを覚え、ハイハイで動き回り、つかまり立ちをし、いまでは1、2歩ですが歩くことさえあります。
これまで大きな病気どころか、病気らしい病気もすることなく、健やかに育ってきたムスメ。
支えてくださったみなさまに感謝です。


さて、その誕生日にどうしてもやりたかったことがあります。
それは「タンカーユーエー」という沖縄の生年祝い
1歳の誕生日に、子どもの将来を願っておこなう行事です。
お世話になった先輩が、息子さんの1歳の誕生日にこのタンカーユーエーをやっていらしたのをブログで見て以来、いつか自分の子どもが生まれたら絶対にやろうと心に決めていたのでした。


準備するものは、そろばんと本、筆と硯、はさみとものさし、お赤飯、お金。
これらを床に並べ、少し離れたところで赤ちゃんを放し、どれを最初にとるかで将来を占うのです。
そろばんと本をとれば将来は学者に、筆と硯をとれば役人、はさみとものさしをとれば裁縫が上手になり、お赤飯をとれば一生たべものには困らない、そしてお金をとればお金持ちになれる、というラインナップ。
我が家では、そろばんのかわりに電卓をおき、筆と硯については省略しました(というより忘れてた・・・)。
また、1回だけだとおもしろくないので、なくなるまで何度も取りに行かせました。


まず1回目。

電卓でした!
学者のなかでも理系ということになるのでしょうか?
両親ともド文系なのに意外な感じ。
計算高い女にはならないでほしいものです。



続いて2回目

はさみです!
裁縫、、、ねえ。。。
針に糸を通すことに難儀した小学生時代を思い起こします。
がんばれ、ムスメ。



気を取り直して3回目

お金!
金持ちになれるらしいです。
将来はムスメに世話になろうと思いますw




と、ここまできたところで飽きてきたムスメ。
なかなか4回目をはじめてくれようとしません。
立ち上がって謎のポーズをとったりしてます。


いよいよおきにいりの「たいこあそび」を引っ張り出しました。
♪おにーのぱんつはいいぱんつー つよいぞー つよいぞー
という軽快なメロディーが流れる中、お父さんが2006年に出した編著『沖縄の脱軍事化と地域的主体性』と赤飯がほったらかされています。



せめて、お父さんの努力の結晶はひろってくれ!!!
という願いが通じたのか、本の近くまでムスメをつれていったのがよかったのか(それだ!)、ようやく本をとってくれました。



最後にお赤飯をちょっと食べておしまい。



総合すると、理系女子で、意外に裁縫もできたりして、金儲けの才があり、本もわりと好きで、ただ食べるのにはちょっと困りそう、という人生のようです。
具体的に想像すると、食べることも忘れて仕事しているキャリアウーマンなんだけど、部下の男性社員の上着のボタンが外れていたりするのをみつけると、ポーチから裁縫道具を取り出して「貸しなさい」と上着をうばってボタン付けしてあげちゃう、ちょっとツンデレな女性に育ちそうですw


ああでもこれやっぱたのしいわー
2歳の誕生日にもやってみたいわー