辺野古「テント村撤去を」住民763人の署名提出

※これからときどき、facebookに書き込んだ記事をこちらにも載せたいと思います。

日米両政府が米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設を目指す沖縄県名護市辺野古区の大城康昌区長は2日、移設に反対する市民団体が座り込みを続けている「テント村」の撤去を求め、区民763人分の署名を稲嶺進市長に提出した。

 区は昨年7月から市と市民団体に立ち退きを求めてきたが実現しないため、1月下旬から約2週間、署名活動を実施。区内の高等専門学校の学生を除く住民約1500人の半数以上の署名を集めた。

 署名を受け取った稲嶺市長は「話し合いで解決できる方法を模索したい」と応じたが、同席した区民からは「早く解決しないと、実力行使をしようという若者も出かねない」といった声も出た。

(2012年3月3日 読売新聞)

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120303-OYS1T00219.htm

こんなに署名が集まったのにはちょっと驚いた(ほんとかな?という疑いもなくはない)。
とはいえ、このテント村を撤去してほしいということと、普天間代替施設の受け入れとはまた別問題だということは強調しておく必要がある。
以前、辺野古の公民館で聞いた話では、反対運動をするなということではなく、あの場所を返してほしいという要望だとのことであった。
もちろん方便ではあるのだけれど、テント村が「反対運動の砦」として象徴的な意味を持ってしまっている今、テント村のあたりに足を向けることに特別な意味が生じるため、辺野古の人たちの多くはテント村に近づくことができない。
ということは、辺野古の人たちは海岸線を楽しむ機会を失っているということになる。
なぜなら辺野古の海岸線は、シュワブにそのほとんどを奪われているのだから。