名護市議選について

結局この夏は沖縄にいかなかったのですが、昨日の名護市議会議員選挙についてはずっと注目していました。

1月の市長選で稲嶺進さんが当選したそのときから、正念場は9月の市議選だという話が出ていたし、事実そのとおりでした。


改選前は市長派12、反市長派12、中立3という勢力図だったのですが、改選後は市長派16、反市長は派11となりました。

反市長派が多数をしめれば、おそらくはリコールがなされ、市長が失職する可能性が高かっただけに、今回の市議選は、1月の市長選挙とあわせて考えなければならない、重要な選挙でした。



辺野古でお世話になっている方に先ほど電話をしたのですが、「病気が治りましたよ」が、第一声でした。
もちろん嬉しくて病気が治ったという意味です。


市議選なので地縁血縁がかなり影響を持ちます。
それでも、この結果の根っこにあるのは、政権交代後の民主党への期待が反発へと変わった中で生じた、名護市民の政府への不信だと思います。
そうでなければ、これほどうまく票を分散させ、市長派議員多数の状態をつくることはできなかったでしょう。
地縁血縁を超えて、市長支持、基地受け入れ阻止の思いで票を分散させ、市長派16という結果をつかみ取ることができたわけです。


この結果で、日米合意によりいったんはしぼみかけた勢いが、また盛り返してきたように思います。
政府も、どちらが首相になろうとも、簡単には辺野古移設を進めることはできないでしょう。
まだまだ厳しい闘いは続きます。
そして僕の研究もまだまだ続くのです。。。


普天間の問題がなくなったあとの辺野古を、はやくみてみたいなあ・・・