首都大学リーグ2部優勝決定戦

hirokuma2010-05-20

東京の大学野球といえば、すぐに思いつくのが東京六大学。さほど詳しくない人でも東都大学野球くらいは出てくるのではないかと思います。

ですが、首都大学リーグについて知っている人は、そう多くはないのではないでしょうか。

一部リーグには帝京大学日体大、武蔵大などがはいっていますが、正直しらんなあという人たちも多いのではないかと思います。

ましてや二部リーグがAグループとBグループに分かれており、Bグループに明星大学野球部が所属しており、そしてBグループ春期優勝を決めていたことなど、よほどのマニアか関係者でない限り知らないでしょう。



先週末、Bグループ優勝の明星大学は、2部優勝&1部最下位との入れ替え戦出場をかけて、Aグループ優勝の東京経済大学との決戦に挑みました。

先に2勝したほうが優勝なのですが、初戦は、ゼミ生Hくんの先制タイムリーも実らず東経大に逆転負け。もう後がない!



続く第二戦。いてもたってもいられず平塚球場まで応援に行ってきました。

試合開始は10時。球場についたのは10時を少し過ぎていたのですが、すでに一回表の攻撃が終わっていたところ。
明星、3点先制!

さらに2回に5点、3回に1点と追加点を重ね、前半戦を9-0で折り返します。

これは余裕だろう、と安心してみていたら、1点を返され、さらに4点と返されと、気がついたら4点差まで詰め寄られてしまいます。

しかし、後はなんとか抑えて9-5で勝利。
優勝の行方は翌月曜日の第三戦に持ち込まれます。



第三戦は13時試合開始。
この日は授業があったので、パソコンや携帯で速報を見ながらの応援。

序盤に2点をとられたものの、3点をとって逆転。
しかし7回に追いつかれてそのまま延長戦へ。
ちょうどその頃、電車で帰っているところだったので、携帯で何度も何度も更新しながら経過を追うこと1時間。
試合は延長13回に突入。

13回表、東経大が2アウトからのスクイズで1点勝ち越し。
そして13回裏、残念ながら明星は無得点で試合終了。
2部優勝はなりませんでした。


ほんとに悔しい!


でも正直、延長13回までしっかり闘えるようなチームだとは思っていませんでした。

第二戦も勝つには勝ったけど、エラーも多いし緊迫感に欠ける印象がぬぐえない試合展開だったので。
きっとこの敗戦は、彼らにとって大きな財産になったことと思います。
秋期リーグではリベンジを果たしてもらいたいものです。



とまあ、自分はすっかり熱くなっているのですが、実は大学のなかではぜんぜんもりあがっていないんですよね、この野球部の活躍。

大学の敷地内にナイター設備もある野球場があり、リーグ戦期間中は野球部の生徒は全員ブレザーの制服姿で通学しているので、野球部自体の認知度は高いのですが、大学として野球部を応援するという姿勢がみられない。

早稲田大学という、野球部に限らずいろんなスポーツが有名で、学生もそれなりに盛り上がっている大学に長くいた身としては、残念な感じがします。


とくに明星のように、学生が「明星大学の学生」というアイデンティティを、さほど明確にはもっていない大学であればこそ、自分たちの代表としての野球部を応援することで、大学への所属感を高めることができるんじゃないかなと、個人的には思っています。
もちろん、「自校愛」を強制するつもりはありませんが。
(教員レベルでいろいろと教育プログラムを練り上げるより、よっぽど教育効果が高いんじゃないかなとも・・・)


ほとんどの学生が出校時に通ることになるスロープに、野球部の試合日程と結果について書いたボードをたてておくだけでも、ずいぶんと違ってくるんじゃないかなぁ。