笑ってる場合ですよ

昨夜放送されていたNHKの『プロフェッショナル』
今回のプロは落語家の柳家小三治師匠でした。


途中から観たのですが、メインは8月に池袋でひらかれた真夏の10日間興業。


小三治さんはリューマチをわずらっているため、クーラーが効きすぎていると体調を崩してしまうんですね。
見始めたときはちょうど体調が最悪のシーン。
高座にあがる直前になってもやりたい演目が決まらず、でもお囃子がなりはじめたのでとにかく高座にのぼる小三治師匠。

高座にのぼってひとこと。


「なにをやりてえかわかんないんだよな」


それだけで会場は笑いにつつまれていました。


お客さんは小三治師匠がおもしろいことをいうだろうと身構えている。
だから、本音でしゃべったひとことも、笑いになる。
そこにできているのは、「笑ってもいい」という場の空気。


この「場の空気」をつくるのって、難しいんですよね。
教壇に立つ度にいつも思います。


どうも自分は、これがうまくできない。
環境問題を扱っているからということもありますが、
どうしても真面目な雰囲気になっちゃうんですよね。
自分なりに小ネタは用意していくんですが、一部でくすりと笑うだけで、教室全体が笑いに包まれるなんてことにはならない。
別に爆笑の渦につつまれたいわけではないですが、笑いがでるような授業だと、教員と学生との距離も縮まるし、寝るやつも少なくなるんで、やはり笑いは必要だと思います。


さて、明日も授業だ。

テーマは「なぜ人間は環境を破壊するのか」


・・・笑えねーorz