我が振りなおそう

牛肉コロッケ偽装のミートホープ田中社長がたたかれまくってますね。

まあ、あのふてぶてしさといい、自己責任なんてカケラもなさそうな態度といい、背広の似合わなさといい、マスコミが叩きやすい典型的なタイプなので、当然といえば当然ですが。

ただ、この手の報道をみていていつもいつも思うことがあります。

「なに消費者の代弁者きどってんの?」

自分たちが正義であって、消費者の怒りを代弁するという大義名分のもと、権力的に振る舞うあのマスコミの態度、とてもキライなんです。

もちろん、叩くべきは叩かなきゃいかんのですが、どうも叩きやすいところばかりを叩いているような気がしてならない。もっと叩くべきところがあるだろうよ。アベちゃんとかキューマくんかイブキくんとかさ。

それにしても「消費者も悪い」発言は、「お前が言うな」ではありますが、あながち間違ってはいないんじゃないかと。ただ、悪いのは消費者というよりも、弱肉強食を野放しにしている市場経済のほうにあるとは思いますが。

北海道の貧しい村に生まれ、中学卒業後すぐに食肉業界で働きはじめ、1代で有数の食肉会社をたちあげた彼の半生を思うに、なんともむなしい感じだけが残ります。彼を被害者だとまでいうつもりはないですけどね。