ママさんブラバン
きょう、出がけにみていた情報番組で、ママさんブラバンが特集されていた。
かつてブラスバンドに青春をかけていたけれど、今は子育て真っ最中で、愛用の楽器も押し入れの奥に眠ったまま。
そんなママさんたちが、再び楽器をとりだし、マウスピースをくわえ、練習し、ステージにたつ。
いい話だ。
仙台ではじまった「ママさんブラス ぴよぴよ隊」が元祖で、そこから全国に派生していったらしい。
みんな子育てしているので、練習場には子供をつれてやってくる。夫の転勤で引っ越してきた知らない町で、子育てにおわれ、友達もいなかった主婦が、地域の広報でママさんバンドの存在を知って参加し、ママさん友達が増えたなんて話もある。
いい話だ。
そして迎えた本番。中高生のブラスバンドにまじって、2曲ほど演奏。子供たちもステージにたっておどっている。
いい話だ。
かつてブラバンに青春をかけたものとして、うらやましくさえあります。
でも、なんかキモチワルイ。
「ママさん」であることを参加条件にしているブラバンって、どうなんでしょね?
たいへん穿った見方ではあるのですが、なんか「勝ち組」なニオイがするんですよ。
バンドの名前からして「ぴよ」だし。
みた感じがひじょうに「善」なるものであるだけに、なんとも複雑なきもちになりました。