巨人阪神星野さん

ひさびさに巨人戦をテレビでみましたが、えらい試合でした。延長12回表に巨人が3点とって勝ち越したものの、その裏に阪神が4点とってサヨナラ。サヨナラ打を打ったのが高卒で入団して7年目の背番号99、狩野選手で、プロ初安打がサヨナラ打。その前の同点打を打ったのが狩野選手の同期である赤星選手。2人なかよくヒーローインタビュー。

マンガですか、これは。

巨人は12回表に阿部に代走を出したのが敗因でしょう。1点でもとれれば、あとはクローザーの豊田にまかせた!という判断だったのでしょうが、経験不足のキャッチャーに、ヒットを打たれてバタつく豊田を抑える術はなく・・・
まあ、豊田を信頼していたのでしょうし、信頼しなければクローザーは育たないだろうから、仕方ないとこもありますけどね。

実家の方角から「なんとんしれん」という父の声が聞こえてきそうな試合でした。血圧があがっていなければいいのですが(笑)

ところで、この試合の解説は星野仙一さんでした。この方の解説は、野球への、ひいては選手たちへの愛に満ちあふれているし、かつ分析的であるので、聞いていて気持ちいいし、おもしろい。

印象的だったのは、それまで無失点を続けていたのに昨日の中日戦で打たれ、敗戦の原因をつくってしまった阪神の久保田投手について、「今日はいいピッチングですね」と実況アナがいったことに対して、「今年はいいピッチングだっていってあげましょうよ」とかえしていたとこ。
一度の失敗をあげつらねるのではなく、総体としてみようとする姿勢。この方が人気あるの、よくわかります。

それにしても巨人の選手、生え抜きの少ないこと。生え抜きならいいというわけではないけど、谷、小笠原、小坂など、パ・リーグの代表的な選手を買い集め、使えなくなると放出する巨人の姿は、見ていて嫌な気持ちになる。



わたしはコレで、巨人ファンを辞めました(ふるいな...orz)。