そのまんま知事誕生に思うこと

まさか、そのまんま東さんが当選するとは・・・

当確が出たときはまだ外出中でした。結果がでるのはまだまだ先だろうと思ってたのですが、8時半くらいから立て続けに東氏当確のメールが携帯に届きました。善戦していたのは聞いてましたが、まさかこんなに早い時間に当確がでるとは思ってませんでした。圧勝だったってことですね。

でも、負け惜しみを言うわけではないですが、「まさか」といいつつ、当選はあり得るかもとも思ってました。思ってたのだけど、自分が知っている限りの宮崎は、そのまんま東を選ぶような土壌は全くなかったのですよ。あの江藤隆美の息子が衆院議員に当選しちゃった時点で、宮崎だけは一生かわらんなと思ったんですけどね。

長野県で田中康夫氏が当選したときのことを思い出します。保守地盤の固い長野県でヤッシーが当選したことは、同じく保守王国の宮崎出身者として、驚きでした。長野には、ヤッシーを当選させるだけのポテンシャルがあるんだと、うらやましく思ったのを覚えています。宮崎にも変化を求めるポテンシャルはしっかりとあったのですね。

地元だし、知っていると思っていた宮崎県のことを、実は全然知らなかったのだと、そう思わされた今回の知事選の結果でした。この感覚は、昨年末帰省したときに、出身小学校つながりでの飲み会をやったときにも感じたんだけどね。

で、そのまんま知事を悲観してるかというと、そうでもないです。がんばっている自分をアピールしたがるところなど、ちょっとナルシストな感じがするところが気になりますが、それもうまく働けばいい結果につながるんじゃないかと思います。議会対策をうまくやれれば、案外いい仕事するんじゃないでしょうか。まあ、その議会対策がいちばんたいへんなんだろうけど。

個人的には、知っていると思っていた宮崎のことを、実は大して知りもしなかったんだということを思い知らされ、軽くショックです。「地元だから知っている」という驕りが、冷静な目を失わせていたのかもしれません。

これは、宮崎以上に知っているような気になっている沖縄についてもいえること。初心にかえれという戒めなのかも。

宮崎の県知事選が全国区で話題になったのは、今回がきっと初めてだと思います。過去の経歴がなにかと話題になる方ではありますが、衆人環視のもとで生まれた知事なのだということ、そしてこれからも注目を浴び続けるであろうことをしっかりと認識してもらった上で、これまで学んできたことを実行に移してもらいたいです。

そして、自分自身も、もっと宮崎を見ていかないとですね。