身を投げ生きる安里屋ユンタ

これ、昼間のテレ東で再放送している「必殺仕舞人」という時代劇の本日放送分のタイトル。バイト先で仕事しながらチラチラみてました。

冒頭、薩摩への恨み節とともに、過酷な人頭税から逃れるべく、口減らしとして崖から女性が身を投げるシーンからはじまる。今回のヒロイン、クバは、身投げを拒み、「シマを守るために侍になる」といってシマをでた夫、知念をおって薩摩にわたる。しかしその知念はすっかり薩摩に飼いならされ、クバは復習を試みるものの返り討ちにあい、殺される。で、高橋悦史演ずる仕舞人が知念を始末しておわり。タイトルとのズレは見逃してあげましょう。

1981年の放送のようです。やはりイメージとしては、いつの時代も沖縄は搾取された島なのですね。知念(シマの人たちが「知念」と呼んでいたのがかなり違和感)が本土に飼いならされてしまうあたりも、見ていてつらい。

飼いならされる側にも悪いところはあるのだろうが、そうせざるを得ない事情のほうに、どうしても僕の視点は向く。そして、今も昔も、その「事情」に大差ないということが、やはりつらい。

もちろん今日のドラマは作り話なんだけど、妙に説得力があって、複雑な気持ち。

ちなみにマニアはどこにでもいるようで、こんなサイトがありました。

ふーん、撮影は琵琶湖かあ。