沖縄芸能芸術祭2006のおしらせ

7月7日、七夕の日に、早稲田大学琉球沖縄研究所主催で「沖縄芸能芸術祭 沖縄の原風景から現風景」が早稲田大学にて開催されます。
入場無料です。貴重な映像がそろっています。ぜひおいでください。



趣旨:


沖縄芸能芸術祭はさまざまな視点から沖縄に関心を持つ者同士のネットワーク形成のひとつの拠点となるべく、今後の定期的な開催を予定しながら初回となる今年度の開催を迎えます。
若手沖縄研究者同士ならびに研究者世代間の相互交流を計りながら沖縄研究全体の活力を支援することを目標し、一方で、芸能芸術祭の企画を通じて沖縄現地との関わりも深めながら沖縄研究のネットワークを大学という枠組みにとらわれないものにしてゆけるような場所作りを行なってきたいと考えています。

初回となる本年度の沖縄の芸能芸術祭は、研究所のプロジェクトのひとつでもある「沖縄の古典文化と現代文化」の一環として、それらのあいだに息衝くダイナミックな文化の交流をテーマにした映像を上映します。
上映は本会場とロビー特設スクリーンの二ケ所で行なわれ、ロビーでは自由に言葉を交わしながら映像を見ていただくことが可能です。
戦前・戦後の沖縄を捉えた貴重なフィルムと今日の文化芸能の映像資料の両方を一堂に会し、沖縄文化の広がりと奥行きを自由に行き来していただける場を用意しています。


7月7日(金) 10:00 - 20:00  早稲田大学小野梓記念講堂 入場無料


主催:早稲田大学 琉球沖縄研究所
   http://www.waseda.jp/prj-iros-waseda/
   〒 169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田大学9号館9階アジア研究機構

協力:NPO法人前島アートセンター
   沖縄県公文書館   日本民藝協会


上映作品一覧


「南の島・琉球東京日日新聞社製作(製作年度不明、昭和初期)

「体育行脚」製作者不明(1929)

「河村只雄記録映像資料」(1937) - - - - - 民俗学者河村の「南方文化の探求」の映像、無声

琉球の風物」「琉球の民芸」日本民藝協会制作(1939)

「沖縄」東京日日新聞(1940)

「海の民・沖縄島物語」東京発声映画(1942)

「米軍が捉えた沖縄戦映像」- - - - - 無声、カラー

「護佐丸誠忠録」(1934) - - - - - 沖縄県産初の劇映画、琉球王朝の謀反劇、活弁録音

「吉屋チルー物語」(1961) 金城哲夫 制作

「女が男を守る島—沖縄・久高島の1年—」(1983)北村皆雄 制作

チェンバレン厨子甕」港千尋(2005)- - - - - 厨子甕を巡るドキュメンタリー

「Wanakio 2002」「Wanakio2003」前島アートセンター(2004)- 沖縄現代芸術プロジェクトのドキュメンタリー

「カッチャン 〜還暦越えのロックンローラー〜」琉球放送(2005)- - 沖縄ロックのドキュメンタリー

「Electric Sanshin 〜沖縄・文化のチャンプルー」ロイク・ストゥラーニ(2005) 沖縄現代文化のドキュメンタリー

「流転沖縄〜沖縄1300余年の歩み」東京・沖縄芸能保存会(2006)- - -舞踏、記録映像

「夢幻琉球つるヘンリー」高嶺剛&市民プロデューサーシステム(2004)


・上映作品は今後追加される場合があります

・休憩時間には一般公募の短編映像と沖縄企業のCFも上映します

※タイムテーブルは現在調整中です。
調整を終え次第、http://www.waseda.jp/prj-iros-waseda/上にてアップロードします。