トップキャスター

きのう最終回を迎えたフジテレビのドラマ「トップキャスター」。あるテレビ局の看板ニュース番組を舞台にしたこのドラマ、ずっとみていた訳ではありませんが、先週、つまり最終回のひとつ前の回をみておもしろそうだったので、昨日の最終回、楽しみにしてました。


最終回にむけてのストーリーは、ドラマの舞台となっているニュースで、そのニュースを放送している放送局、つまり自局のスキャンダル(会長の不正献金疑惑)をスクープして・・・というもの。フジテレビという民放の放送局が、ニュースを題材にしたドラマで、自局のスキャンダルをスクープさせるという展開。このドラマのオチの付け方には、放送局としてのフジテレビとしての態度も問われるわけですよ。おもしろそうでしょ?


で、結論。


がっかりorz


そのスクープの放送にOKを出したのが、不正献金疑惑の当事者である会長の息子だったのですが、この親子の間にはわだかまりがあって、それを主人公であるニュースのアンカーウーマン(息子の恋人でもある)がときほぐして、会長が罪を認める・・・という、親子の情愛モノにしてしまってました。


でも実際にこういうことが起きた場合、どうなるんだろう?自局のニュースで、自局のスキャンダルをスクープする。村社会的な会社の多い日本にあって、なかなか難しいことではあると思いますが、もしそれが実現すれば、放送局としての信頼は高まるんじゃないでしょうか?他局にスクープされるより、よっぽど傷も浅く、予後もいいんじゃないかと思うんですけどね。


もっとも、ドラマでそういう展開にしていたとしても、手前味噌な感じがしてやっぱり興ざめしたとは思うんですが、しかし親子の情愛にするよりは・・・


やっぱ民放の限界ですかね?