国保本人

4月から学生ではなくなったため、これまで恥ずかしながら父親の扶養家族として加入していた国民健康保険に、昨日から本人として加入することになった。実は4月1日からそうしなければならなかったのだが、持っている保険証の有効期限が6月末日までだったのでそのときに更新すればよいものだと思っていたため、おくれてしまったのだ。もっとも加入は4月1日までさかのぼり、保険料も当然さかのぼって請求されるのだけれど。


本人として保険に加入するのはかつて働いていたとき以来なので、ずいぶんと久しぶりのことだ。これで、保険証を使用する際にいつも感じていた「いい年して扶養家族」であることへの負い目がなくなる。幸いに健康に生んでもらえたので保険証を使用する機会はめったにないのだけれど、やはり気持ちの持ちようが違ってくる。いつ病気になっても恥ずかしくない、みたいな(^^;)


とはいえ、院生時代と比べて収入が増えたかといえば決してそういうことはなく、運賃や学会費など、細かいところで学生であることの恩恵が受けられなくなったぶん、かえって厳しくなった感もある。そこにきて保険料の納付というのはけっこうキツイ。国保の保険料は、住民税をベースに計算されるので、たいして住民税を納めていない僕のような人間の保険料は、一般と比べるとずいぶん安いとはいえ、使ってもいないのに毎月ひかれていくお金があるというのは、経済的に不安定な生活を送っている身としてはつらいものがある。


とまあ愚痴をいってもしょうがない。これまで払うべきモノを払っていなかったというだけのことだ。ついでに住民税も振り込んできたことだし、正々堂々と社会批判をできるってことさ(←こういうことをいうと、「お前は体制に飼い慣らされている」なんて声がどっかから聞こえてきそうだけど・・・)。