悪質な、あまりに悪質な

長崎県の男性が、Yahoo!の画面に似せた偽Yahoo!ニュースをたちあげ、そこで「中国軍が沖縄に侵攻した」という虚偽のニュースを流した。

事件の概要
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051019-00000016-maip-soci

犯人が自首
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051019-00000182-kyodo-soci

なんと悪質な・・・

案の定、この悪戯の主は沖縄の人間ではなかった。
沖縄の人であれば、こんな悪質な悪戯は絶対に思いつかない。
中国軍に侵攻される可能性があり、侵攻してきた中国軍による犠牲になる可能性が、沖縄の人たちにはあるからだ。

そのような危険性のないところで生活している犯人が、
「中国軍が沖縄に侵攻した」というくだらない想像を働かせたとき、
彼にとっての沖縄は、完全なる他者であった。
自分とは関係のないところとして、沖縄が妄想の舞台として選ばれたのだ。

9.11テロのあとに、観光客が沖縄からはなれていったときと同じだ。

沖縄を他者化する行為が、今の沖縄を作り上げてきたということだ。