『軍縮地球市民』2005年秋号

hirokuma2005-09-10

今日は宣伝です。

軍縮地球市民』2005年秋号が9月8日に発売になりました。

http://www.gunsyuku.org/no2t.html

今号の特集は「沖縄から/沖縄へ」 そのなかに拙文「「辺野古」から辺野古へ」が掲載されております。

拙文では、普天間基地の移設予定地として衆目を集める名護市辺野古(へのこ)の現状について、住民へのインタビューを通して得られた知見をもとに描き出しています。

特に、その問題の性質上、どうしても反戦平和の最後の砦として描かれがちな、いわゆる「 」つきの「辺野古」ではなく、本音としては基地なんてきてほしくないのだけれど、さまざまな事情により表立って「反対」の声をあげることができずにいる住民の苦衷を描き出すよう試みています。

まあ、拙文はともかくとして、この特集自体、ひじょうに充実した内容になっております。

沖縄戦についての論考や沖縄から見た戦後60年といった企画に加え、日米地位協定や昨年の沖国大ヘリ墜落事件、材沖縄米軍がもたらす環境問題、道州制、さらには沖縄経済は基地経済ではなく、問題は日本の経済システムのなかにある「基地経済」的な要素の除去にあるとする刺激的な論考にいたるまで、多様な側面から現在の沖縄を描き出しています。

大きめの書店でしたら平積みになっておりますので、ぜひお手にとってくださいませ。また、上記サイトより購入することも可能です。