腸にまつわるエトセトラ

きのう、戦後60年を一般市民が8ミリなどで撮った映像でふりかえる番組を見た。

7回くらいのシリーズ放送で、きのうの放送のテーマは「こども」。こどもの遊びから、成長、巣立ち、別れなど、いろんな映像が流されていた。

なかにはいろいろと感動的なものもあったのだけれど、気になったのは「腸」。

昭和30年代ごろの、こどもの遊んでいる風景をとっている映像に出てきたのはホッピングとフラフープ。ホッピングってわかりますか?あの、一本足にスプリングがついていて、何かにとりつかれたかのようにぴょんぴょんとびまくる、あのおもちゃです。僕ももってました。

かつてのこどもたちは、ほかに娯楽もなかったためか、それはそれは熱心にぴょんぴょんやってたみたいです。そしてフラフープも、ぐいぐいまわしてたようです。

しかし、ブームが加熱してしまうと、社会の自浄作用が働き始めてしまうもの。ホッピング、フラフープ、ともに都市伝説のようなうわさとともに、鎮火していきます。

フラフープをしすぎると腸ねん転になる。

ホッピングをしすぎると脱腸する。

期せずして、もしくは意図的にか、そこででてくるのが「腸」。なぜ「腸」なのか?

妙な説得力があって、かつ妙な恐ろしさのある、しかも命には別状がなさそうだけど、なってしまったら痛いだろうし恥ずかしいこと、それが腸にまつわるいくつかの症状なのだろう。脱腸、腸ねん転、うわあ、いやだ。

でも、無心にぴょんぴょんとホッピングではね続けるみたいな、何の意味もない行動にうちこんでみたいなと、ときどき思う。脱腸はいやだけど。