パソコンの進化

昨日、大学にある古いパソコンを整理して、廃棄するという仕事をした。

個人情報保護法の関係で、ハードディスクをそのまま捨てることは禁じられているため、ハードディスク破壊ソフトでクレンジングしたり、筐体をあけてハードディスクをとりだしたりと、手間はかかるけどなかなかに楽しい経験だったりした。

それにしても古いパソコンといってもせいぜい10年前くらいのものなのだけれど、その容量は、機体の大きさに反比例して微々たるもの。いろんな部品で頑丈にとりつけられているハードディスクが、わずか640メガバイトだったりする。CD-R1枚とかわらない。

でも10年前、かれらは最新のマシーンとして活躍していた。いまよりソフトもシンプルで、つくられるデータもシンプルだったから、それでもやっていられたのである。

ところが現在では、普通のパソコンでも60ギガが標準装備だったりする。CPUも1.6キロメガヘルツなんていう、これまた以前とは比べ物にもならないほどの性能。

だけど、そんなに進化したのかなぁと立ち止まってみると、案外そうでもない気がする。ソフトの進化に応じてハードのスペックがあがっているだけであって、相対的にはあまりかわってない。

ソフトをつかってできるものも、かつてのバージョンと比べてどれだけ立派かと問われれば、そんなに変わってないような気がする。画像や動画を扱っている人たちにとってはすごい進化なのかもしれないけれど、せいぜいoffice程度しかつかっていない自分にとっては、やたら容量を必要とする割には、そんなにかわりがないんじゃなかろうか。

そこで思ったこと。

パソコンは、数値的には明らかな進化がみられるけれど、それとパソコンの機能性や価値が高まることとはイコールではない。


といいながら、最近自分のパソコンの調子が悪いので−やたら熱くなる!(´Д`;)ハァハァ −、新しいパソコンのスペックを比較したりしているのだけれど・・・