誰も本当の意味での責任をとることのできない社会

このところのJR西日本バッシングは目に余るものがある。確かに批判されるべき点は多々あるのだけれど、どうも悪者をつくっておいて、よってたかっていじめている感じがぬぐえない。JR西日本に落ち度があったことはまちがいないのだけれど、それは今後、問題点を解決していくことによってでしか、つぐなうことはできない。いじめても、何の解決もないし、遺族や被害者の気持ちが晴れるとも思えない。ただ、遺族でも被害者でもない多くの人たちの怒りを代弁することで、メディアが自己満足に陥ってるだけ。批判派大切だが、このような報道では、むしろ弊害の方が大きいだろう。

しかし、ここ数日で明らかになった2つの「不祥事」には、さすがに飽きれるとともに、こういうことがおこってしまうこと自体が問題の本質なんだよなと、思わずにはいられなかった。


>>兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故は、運転士2人が救助活動をしないまま立ち去ったことに加え、4日、事故電車の乗務員が所属するJR西日本大阪支社の天王寺車掌区でボウリング大会が行われていたことが明らかになった。
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