脱稿

みなさま大変ごぶさたしておりました。


本日、11月21日、ようやく博士論文「迷惑施設建設問題の構造と地域社会−「不正義の連鎖」を生み出す構造的要因の析出」を書き終えることができました。
いま、印刷中です。
A4で180枚近く印刷するのは、インクジェットプリンタだとけっこう時間がかかります。
しかも3部つくらなきゃいけないし。。。
もうしばらくは眠れません。


明日の午前中までに印刷屋に持ち込んで製本を依頼しなければ、今月の締め切りに間に合わないところでした。
早稲田は毎月締め切りがあるのですが、3月に学位を取得するためには11月が事実上のデッドライン。
途中、ダメかと思った時期もありましたが、なんとか間に合わせることができました。


これから審査があるわけで、気は抜けないのですが、気持ちとしてはやり遂げた感でいっぱいです。


もっともこの連休は東北大学で日本社会学会があり、発表することにもなっているので(当然レジュメはできてません)、ほんとに気は抜けないんですけどね。


それにしても、長い道のりでした。
大学院にもどってから10年目、沖縄に通い出してからも10年目、そして名護に通い始めてから5年の年月が流れました。
支えてくださったみなさま、ほんとうにありがとうございます。


その間には、大切な方との永久の別れも経験しました。
Sさんの生前に博士論文を完成させることができなかったこと、それだけが心残りです。
自分のふがいなさが悔やまれます。
せめて、墓前には届けようと思っているところです。


ところで、最後の最後になってはじめて知ったwordの機能がありました。
長い論文を書く人には便利だと思うので、紹介しておきます。

グループ文書とサブ文書という機能です。

http://office.microsoft.com/ja-jp/word/HP051870021041.aspx


ようするに、複数のファイルを1つの原稿にしてくれる機能。
ただし、すべてをつなげて1つのファイルにするというのではなく、複数のファイルをリンクして1つの原稿に見せかけるという方法なので、データ量がさほど増えないというメリットがある反面、ファイルを移動させてしまうとリンクが切れてしまいます。


自分の場合、各章ごとにファイルをわけて執筆していたのですが、章、節、項にはスタイルを設定しておいたので、1つにまとめることで目次も全部一気につくることができました。


使い勝手が悪いところもありますが(あいかわらずヘルプはわかりにくいし)、便利な機能ではあります。


あ、いまようやく2部目が刷り終わった。
続けてあと1部、刷りはじめます。


うう、眠い。。。