桑田さん引退

朝のニュースで驚かされたのは、バーレーン戦での敗戦でも(前半だけ見ていたが勝てる気がまったくしなかった)松井の結婚でも(酒井美紀はどうした)なく、桑田真澄さんの引退。


現役時代、特に好きな投手だったというわけではない。
「目標としているのは桑田投手です」という新人投手のコメントを聴く度に、「桑田っていっとけば波風たたないよな」なんて思ったりしていたこともある。


それだけすごい人なんだとは思っていたけど、そのすごさはよくわからないところもあった。


故障あけの久々のマウンドで、グラウンドに呼称したひじをあてたあの名シーンも、その野球への想いに感動しつつ、芝居がかってるななんて思ったりもしていた。


でも、このエピソードには、心底感動した。

パイレーツのジョン・ラッセル監督はこの日、桑田のキャリア集大成となる登板を用意。だが、桑田は「(過去に)何千ものイニングを投げてきた。登板機会は若手に譲る」とこれを固辞。後進に自らの夢を託し、現役としての野球人生にピリオドを打った。(MAJOR.JPより)


実に「らしい」エピソードだと思う。
誰もがそういうだろう。


でも、実際にそれをやれるひとが、どれくらいいるだろうか。



桑田さんは、野球をやっている自分も好きだっただろうけど、それよりも野球そのものが、そして野球をやっている人すべてが好きだったんだろうと思う。


なので、これからも桑田さんは野球に関わり続けるだろうな。
指導者として、というだけではなく、野球のおもしろさを多くの人たちに伝えていく人として、これからも野球に関わり続けていってくれればと思う。



やっぱり、巨人の監督になるのだろうか。
それはあまりみたくないな。



でも、桑田さんが巨人の監督になったら、
また僕は、
巨人を好きになれるのかもしれない。