ここ数日を振り返る

20日(金)
翌日の準備もおわらぬまま、沖縄学講座に出席。Mさんによる「笑いと共同体」の講義。
「小島よしお」「ごきげんようさぁ」について詳しく学ぶ。くわっちーさびたん。

21日(土)
5月よりの悩みの種、目の上のたんこぶであったC学会の研究例会で報告。会場校でもあったため、朝から準備に追われる。レジュメが仕上がったのはお昼過ぎだった。

会場にはいると、かつてかなり厳しい批判をしてくださった先生の顔が少なくとも2人みえ、戦慄がはしる。
しかし幸いなことに結果としてはリベンジを果たすことができた。今回はテーマが指定されているなかでの事例報告だったので、適度な距離感が保てたことがよかったのかもしれない。

22日(日)
開放感にひたりながら早稲田松竹へ。「モンドヴィーノ」と「ダーウィンの悪夢」を二本立てでみる。どちらもグローバリゼーションが重要なテーマとなっている映画だ。
「モンド」からは平準化させる力、というグローバリゼーションの本質を、「ダーウィン」からは負の連鎖が世界規模で生じたことによる、最底辺の悲劇について学ばせてもらった。
ただ「ダーウィン」については、「撮影してる場合じゃないだろう」といいたくなるシーンがいくつかあった。悲劇を伝えることに力点をおくのか、目の前の悲劇を避けることに力点をおくのか。自分にそのまま跳ね返ってくる問いである。

23日(月)
人手不足のバイト先で週1日のバイト。バイト先のネットが調子悪く、高率悪いことこの上なし。

24日(火)
会議のない火曜日ということもあり、特別に休みをもらってH大学にいかせてもらう。目的は2つ。1つはH大図書館にある欧文雑誌の複写。もう1つは社会運動関係の研究報告会への出席。
報告会は、「市民」概念について議論紛糾。「市民」という言葉は自分はあまり好きではない。しかし「市民」的存在の重要性は、今後さらに増していくだろう。

帰りの電車で興味深い3人組の女性に出会う。

組合せは、
(1)ワンピースに白いカーディガン、ポニーテールという昭和の臭い満載の女性。野球場マニア。
(2)民族衣装的な服装をした、すっぴんの女性。カメラには異様に詳しいが、携帯のメールは苦手らしい。東芝製品以外つかいこなせないようだ。
(3)モード系ファッションを着こなす美女。

この3人が、野球場マニアの撮影してきた野球場の写真をベースにしゃべりまくり。(1)と(2)のマニアックな会話に、(3)が同意するという関係性。とはいえ、3人とも心底たのしそうだった。よきことかな。