泳ぐジュゴン the Movie(追加情報あり)

hirokuma2007-05-30

本日より大学も再開。ついでに本ブログも再開。いや、別に閉じていたわけではないのですけどね。

さて、6月3日から始まる週は、日本テレビ「日テレecoウィーク」となっているようです。

汐留の日テレ本社ビルを中心にさまざまなイベントがなされており、また環境に関する番組もいろいろと放送されるようです。

なかでも注目なのは、


6月3日(日)13:25−14:55 「NEWS ZERO 特別版〜Touch!ecoスペシャル〜」


実は、この番組のなかで、沖縄、辺野古沖で泳いでいるジュゴンの映像が放送されるのです。しかも今回は、水中カメラでの撮影。これは本邦初!の映像です。

ジュゴンという動物は音や光に敏感であるため、船が近づくとそのスクリュー音で逃げていってしまいます。
それゆえに、これまで収められてきた映像は、呼吸(ジュゴンは哺乳類なのでときどき呼吸のために海面から姿を見せるのです)をするために浮上しているところをヘリから空撮したものばかりでした。

ですが今回の映像は、その空撮をした日テレのカメラマンが、辺野古沖の海中にもぐり、わずか2日目にして撮影したもの。
あの広い海に、わずか数十頭しか生息していないといわれているジュゴンを、たったの2日で撮影できたなんて、もうほんと奇跡です。

ところが、そんな貴重な映像なのにもかかわらず、この番組は関東ローカルでの放送なんですよね。そもそもこの映像についての情報も、沖縄在住の方から「沖縄では放送されないから東京で録画しておくってくれ!」という連絡を受けて知ったのです。

もちろん、普天間基地移設問題は、ジュゴンの問題だけではありません。ですが、ジュゴンの命がかかっていることは事実であるし、基地建設のために海を埋め立てることは、基地受け入れを容認している人たちでさえ、本心では望んでいないこと。

いま、辺野古で何がなされようとしているのか、いま、日本政府が何をしようとしているのか、そのことを広く伝えるうえで、重要な番組になるだろうと思います。

【追加情報】
琉球新報」webサイトに、撮影に関する記事が載ってました。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-24216-storytopic-1.html
ジュゴンのほうから寄ってきたって、すごい。なにか運命的なものを感じる