決意あらたに

土曜日は『沖縄の脱軍事化と地域的自立性−復帰後世代の「沖縄」』(正式決定!)の再校ゲラのチェック。意外に修正事項が多かったので、再度のゲラチェックが必要になるかもしれない。

チェック後に新宿にてTさんと待ち合わせ。沖縄を巡る学問的状況について、酒を飲みながら熱く語り合う。まだまだ、自分が沖縄を巡る学問の「現場」に立っていないなと実感。今回出版される本が、自分を「現場」に導いてくれればと思う。

日付が変わった頃に帰宅すると、電報の配達記録が届いていた。差出人は不明。特にめでたいことがあったわけでもなかったので、何の電報なのか見当もつかない。とりあえず翌日午前中に再配達してもらえるよう手続きをして就寝。

日曜日。某専門学校から委託されている校正の仕事を進めていると、アパートの階段を駆け上がってくる音が聞こえる。果たして、件の電報だった。配達員さんの手には「くまのプーさん」のぬいぐるみ。「プーさん電報」だ。

サインをしてうけとり、プーさんの大事なハチミツ壺にささっている筒を抜き取って、さっそく中に入っている文面を確認。なんと、このブログにも度々書き込んでくださっている、rumbaさんからの「博論執筆がんばれ電報」だった。

rumbaさんは電報の受付の仕事をされている。本来は博論完成の折りに贈りたかったのだと思うが、なかなか完成しないので、叱咤激励の意味をこめて贈ってくれたのだろう。

自分の博論の完成を楽しみに待ってくれている方がいる。そのことが、とても励みになる。このところ、他の原稿に忙殺され、博論の本文を進められずにいたが、博論を完成させなければという決意をあらたにさせられた。rumbaさん、ほんとうにありがとうございます。