「琉球・沖縄研究所」設立報告会

去る3月12日、早稲田大学国際会議場にて、早稲田大学琉球・沖縄研究所」設立報告会が開催されました。


実質的な活動開始となるこの日、会場には関東近辺はおろか、遠くはアメリカからきた方も含めて、おそらくは100人以上の方々がお見えになっていたのではないかと思います。それだけこの研究所が多くの関心を集めているということですね。


僕もこの研究所の客員研究員として名を連ねることになっているのですが、実はこの報告会まで、研究所の全体像をちゃんと把握できずにおりました。主体的に関わっている「オーラル・ヒストリープロジェクト」でさえも、他のメンバーがどういう研究をしているのかすらわかっていなかったのです。当日、このプロジェクトについての概要を壇上で報告したにもかかわらず、です。


で、全体をみての感想なのですが、かなり面白そうな研究所になりそうですね。手前味噌ですが。全学オープン科目として開設される「沖縄学」講座も興味深いですし、沖縄戦のトラウマ研究には精神科医の先生もスタッフとなってくれています。琉球舞踊の型についてのデータベースも、完成させれば研究所の大きな財産となるでしょう。


この研究所の一員として今後とも沖縄に関する研究を続けられることを、大変うれしく思います。


それにしてもこの設立報告会、まるで沖縄県人会のようでした(^^) 

出席されている方々が、ほんとに「お歴々」といった方たちばかりだったのもそう思った理由の1つですが、なにより印象的だったのは、研究所所長である勝方先生の高校の同期会の方々がさまざまな準備をしてくださっていたことです。「私たちの恵子ちゃんが頑張ってるんだから、私たちも精一杯応援するわよ」という、とてもあたたかな雰囲気に満ちあふれてました。

この、応援すること/応援されることが、お互いにとても自然な感じ。これが沖縄なんだよなぁ