問題の社会的認知

 なんだかガードレールに金属片が付着しているという報道がえらい大きなことになっていますね。

全国で見つかっているガードレールに付着した金属片について、全国の直轄国道において実施した緊急点検の結果、本日15時現在、全国47都道府県の直轄国道において、2807箇所、3109片の金属片を発見しました。
  また、県管理の、国道・地方道について、情報を集めたところ、全国41道府県において金属片を発見しました。
  なお、発見された金属片については、いずれも、各地の警察と協力の上、概ね除去し、通行者の安全を確保しております。

車両用防護柵(ガードレール)の点検について

 これ、まさに「問題の社会的認知」の典型例だと思う。だって、全国で3109片もの金属片がいきなりガードレールに付着するわけがないでしょ?これは、ずっと昔っから付着していたのが、鹿児島で中学生がケガをしたという報道があったのをきっかけに「問題」として「認知」されたからでてきたのだと考えるのがふつう。

 「問題は、社会的に認知されてはじめて問題となる」 したり顔をして言うほどのこともありませんが、まさに今回がその良い例でしたね。