こころづかい

週刊モーニング最新号に載っていた、ふと目を惹かれた広告。

自作マンガの投稿を促す広告です。

編集者に会わなくても、

漫画家にはなれます。



人と直接会うのが苦手な方、外に出るのが億劫な方、だけど漫画が好きな方。

MANNGA OPENはそういった方からの応募もお受けします。

選考を勝ち抜き担当者が付いた場合は、電話やFAX、メールなど、
可能な限りの手法を使って創作活動をサポートします。
自分の可能性にフタをしないでください。

MANNGA OPENはあなたの才能を待っています。


漫画家になりたい人=人との付き合いが苦手、だというつもりはありませんが、でも相対的にはそういう方も多いんじゃないかなと思います。実際に「人と直接に関わりあうのはイヤ」という理由で漫画家になる夢をあきらめている人もいるのではないかと。


そういうひとたちにとって、この広告は、自分がみずから閉ざしていた扉をあけるきっかけになったのではないかなと思います。


少なくとも、講談社が、マンガの書き手に対してもろもろ配慮しようとしているという雰囲気は伝わったんじゃないでしょうか。


マンガ賞は、漫画家になりたい人たちにとっては、デビューするきっかけをつかむための場だし、出版社にとっては、有望な新人漫画家をリクルートするための場。


なのでこの広告も、そんなに美しい話ではありえないのですが、「こころづかい」というものがこの広告にはあると感じました。




それが打算に基づくものであったとしても、ね。